コントラバス奏者が持っておきたい8つのアイテム&吹奏楽の迷信!?講習会で受けた6つの質問と提案

スポンサードリンク


こんにちは!コントラバス奏者の井口信之輔です。

前回は、講習会で必ずお話しするコントラバスの「基礎」を一緒に学んできました。学年が上がるまでに覚えておくと、後輩指導の役に立つと思います。

前回記事:吹奏楽におけるコントラバス

さて、今回はコントラバスを演奏する上で必要な持ち物を見ていきましょう。

プロの音楽家はどのような物を持っているのか、そして後半は講習会で受けた質問と、その質問に対する提案をまとめました。

  • プロの音楽家の持ち物を参考にしてみよう!

「コントラバス奏者が持っておきたい8つのアイテム」

  • これほんと!?吹奏楽の迷信?

「講習会で受けた6つの質問と提案」

の二本立てでお話しをしていきたいと思います。

それでは、いってみましょう!

プロの音楽家の持ち物を参考にしてみよう

「コントラバス奏者が持っておきたい8つのアイテム」

double-bass-1717438_960_720

松脂

弦楽器を弾く上での必需品ですね。

コントラバス用に作られた松脂は、他の楽器で使用する松脂に比べて柔らかく、粘度が強いのが特徴です。

ヴァイオリンやチェロが使う固くて粉っぽい松脂を使っている学校を見かけますが、コントラバスの太い弦をしっかりと鳴らすためにも、コントラバス用の松脂を使うことをおすすめします。

学校の部活動からプロ奏者まで一般的に広く使われている松脂

カールソン…コントラバスの松脂と言えばカールソンというほどに知られている松脂。初心者からプロ奏者まで幅広い層に使われている/スウェーデン

ニーマン…カールソンと同じく使用率の高い松脂。引っかかりもよく初心者にもおすすめ/スウェーデン

ポップス…非常に柔らかく明るい音色/アメリカ

  • コルシュタイン…ソフト・オールウェザー・ハードの3種類があり、引っかかりもよくパワーのある音が出る。一番スタンダードなオールウェザーがおすすめ/アメリカ

上記の松脂であれば、近所の楽器屋さんでも売っているので、ぜひチェックしてみてください。

チューナー

チューニングをするのに必要ですね。メトロノームとセットになったものやクリップ式のタイプなど、たくさんの種類があります。

吹奏楽では、周りが音を出している中でも、駒に取り付けて自分の音をしっかりと拾ってくれるクリップ式のタイプがおすすめです。

メトロノーム

こちらも練習の必需品ですね。

手軽に持ち運べるメトロノームが広く使われているでしょう。メモリを1単位で動かせるので、より細かい練習にも適しています。

鉛筆または濃いシャーペン

楽譜の書き込みには「濃い鉛筆、または太い芯の濃いシャーペン」をおすすめします。なぜ濃い鉛筆かというと、合奏では先生からの指示をパッと素早く書き込めるからです。

また、レンタル譜や原譜は演奏終了後に書き込みを消しますが、普通のシャーペンや硬い芯の鉛筆を使うと楽譜に傷がついてしまったり、書き込み跡が残ってしまいます。僕は4B以上の鉛筆を使っています。芯が柔らかいので、書きやすく楽譜も傷つけないので、とってもおすすめです。

2枚のタオル

コントラバスを演奏していると、弓毛に塗った松脂の粉や弦を押さえる左手の汗が汚れが楽器に付着していきます。

そのままにすると、楽器がベタベタになったり汚れていったりしてしまいます。場合によっては、金属部分が汗で錆びてしまうこともあります。

良い状態を保つためにも、演奏後は楽器本体、弓のスティックを綺麗に拭き取る習慣をつけていきましょう。タオルは洗面台に置いてあるもので十分です。

タオルは、松脂用・楽器用と分けて使用します。

歯ブラシ

夏場や暑い場所で弓毛についた松脂が溶けてしまい、毛が固まってパキパキの板のようになってしまうことがあります。

こうしたときは、歯ブラシで毛を梳かしてあげてください。

歯ブラシは水で濡らさずにそのまま使います。

ミュート

吹奏楽作品で使用することはあまりありませんが、編曲されたオーケストラ作品によってはミュート(弱音器)を使用する指示があります。そのときは「con sordino(con sord)」と書かれており「senza sordino(senza sord.)」と書いてあるところでミュートを外します。

ダンピット

ダンピットは弦楽器用の保湿アイテムです。弦楽器は木でできているので、空気が乾燥する時期になると楽器が割れてしまうことがあります。

ゴムの中にスポンジが入っており、水で濡らしてしっかり絞ったダンピットをf字孔の中に入れることによって加湿ができるアイテムです。

「割れ」について

はじめは小さな亀裂が入り、徐々に広がってしまいます。割れが大きくなると修理費用もかかってしまうので、空気が乾燥する時期は楽器の管理に気をつけよう!対策として、弦楽器用の保湿剤ダンピットがあります。

以上、コントラバス奏者が持っておきたいアイテム8選を紹介しました。

僕は、これらのアイテムをポーチに入れて持ち歩いています。

化粧品を入れたり、旅行用に使うポーチなどがオススメです!

これほんと!?吹奏楽の迷信?

続いては、講習会で受けてきた質問をまとめました。

講習会へ行くと、たくさんの質問を受けますが、その中でいくつか印象に残った質問をまとめました。中には、吹奏楽における唯一の弦楽器だからこその悩み、疑問なのかな?と感じるものもありました。

比較的、多く受ける質問内容でもあるので、心当たりのある人はぜひ参考にしてくださいね。

講習会で受けた6つの質問と提案

基礎練習をどうすれば良いか悩んでいます。

今は基礎合奏のテキストでリップスラー、タンギング練習を弾いています。

リップスラーは、金管楽器が運指を変えずに唇の動き変えて音を出す

タンギングは舌を使った奏法で金管楽器特有のものなので

コントラバスを演奏する上では使用しないテクニックです。

特にコントラバスも「Bassパート」としてチューバと同じ楽譜を使うような基礎合奏のテキストに載っているので、やったほうが良いかな?と思ってしまうかもしれませんが

右手のボウイング練習に当てたほうが効果的だと思います。

ぜひ、コントラバスの教則本を使って右手の練習をしてみましょう!

僕のブログから「右手のボウイング練習の楽譜」もダウンロードできるので、必要があればお役立てください。

すべての音にヴィブラートをかけてと言われましたが

うまくできません。

弦楽器でヴィブラートをかけたら、音に「歌」が生まれると思って考えてみましょう。速いヴィウラートは緊張感を生み出し、緩やかなヴィブラートは温かさや伸びやかさが生まれますね。

しかし、押さえ方が甘いと音程が揺らぐリスクもあります。

弦楽器はヴィブラートをたくさんかけて弾いているようなイメージがあるかもしれませんが、まずはヴィブラートをかけずに良い音程で、しっかりと弾くことが大切だと考えています。

かけられるようになってきたら、自分がかけたいと思った音にかけてみてください。

ステージでは楽器を客席に向けたほうが良いですか?

吹奏楽コンクールで楽器を客席に向けて演奏している人をたまに見かけますが、その状態で指揮者や楽譜を見ると

少々無理な体勢になってしまいませんか?

楽器は指揮者のほうへ向けて無理のない姿勢で演奏できれば良いでしょう。

ステージでの楽器の向きは、実際にプロのオーケストラや吹奏楽団の演奏会を聴きに行ってみて自分の目で確かめることが一番良いと思います。

毎月たくさんの演奏会が開かれています。

ぜひ聴きに行ってみてくださいね!

名前
右手の弓だけではなく左手の動きも揃えなさいと言われました。
音楽を作る右手のボウイングは揃えた方が良いですが

左手は揃えなくて良いと考えています。

ですが、各弦の持つ音色は知っておくと良いでしょう

もし、コントラバスセクションが目立つメロディがあったとして、あまりにセクション内で音色が異なる場合は、揃えてもよいでしょう。

ポップスを演奏するときは、エレキべースの楽譜をコントラバスで弾くべきでしょうか?

曲によってエレキベースの楽譜、チューバの楽譜と使い分けても良いと思います。

エレキベースの楽譜を弾くときは基本的にarco(弓で弾く)で良いでしょう。また、速いテンポでオクターヴの跳躍が続く曲などは、チューバ譜を一緒に演奏すると良いと考えています。

僕の考えですが、基本はarco、ここはpizzの方が良いかなと思ったらピッチカートで演奏しています。こちらは、指揮者の先生に確認しても良いですね。

コントラバスの楽譜がないのでチューバの楽譜を渡されました。チューバの楽譜を弾くときは、すべてオクターヴをあげた方が良いですか?

コントラバスがチューバ譜を弾くというのは吹奏楽あるあるのひとつですね。

こちらも、その曲の雰囲気によります。また、基本はarcoですが、必要に応じてpizzを入れてみると豊かな響きでバンドを包み込むことができます。

こちらも、ブログに書いてあるので参考にしてみてください。

コントラバス奏者 井口さんのブログはこちら!

覚えよう!

・arco(アルコ、弓で弾く奏法)

・pizzまたはpizzicato(ピッチカート=弦を指で弾く奏法)

何か、心当たりのある疑問はありましたか?

コントラバスは、吹奏楽という編成の中での唯一の弦楽器(場合によってはハープやチェロが入るときもありますが)であるがゆえに、こうした疑問が出てくるのだと思います。

もし、この他にも何か疑問に思ったことがありましたら、気軽に連絡をしてきてくださいね。TwitterのDMでは随時、質問を受け付けています。

次回は

  • 何を買えば良いのかな?吹奏楽部でコントラバスを弾いているあなたにすすめたい教則本!」と題した教則本の紹介。
  • 「たくさんの情報が溢れるネット上で受け取った情報を、より良いものにするために僕の考え」

をお話しして、お別れとしたいと思います。

それでは、また次回!

この記事を書いた人

井口信之輔

IMG_0694
千葉県出身。洗足学園音楽大学卒業。
コントラバス奏者としてはクラシック音楽を軸に、オーケストラや吹奏楽、芸術鑑賞会や0歳からのコンサートへの出演やレコーディングへの参加など多方面に活動している。

また、吹奏楽の世界では「弦楽器の視点から見たバンド指導」をテーマに多くの学校で講師を務めている他、吹奏楽におけるコントラバスの指導に力を入れておりブログやTwitterを通し独学で練習に励む中高生に向けた発信を行っている。

これまでにコントラバスを寺田和正、菅野明彦、黒木岩寿各氏に師事、指揮法を川本統脩氏に師事。昭和音楽大学合奏研究員。ブラス・エクシード・トウキョウ メンバー。アパッショナート管弦楽団弦楽器トレーナー。
Twitter@igu_shin
ブログ http://chigu-i.blue/
クラシック音楽コラムサイトCOSMUSICAにて連載中のコラム『世界史×吹奏楽~時を超えた響き~』http://cosmusica.net/

横浜で発足した「平日休みの大人のための吹奏楽団」月曜吹奏楽団(仮)指揮者。ただ今メンバー募集中!https://ampersand922.wixsite.com/heijitsusuisougaku

コメントを残す