息はガソリン !現役音大生が考える管楽器奏における「息」の考え方とブレストレーニング方法!

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どうもテューバ奏者の平野です!

本日は管楽器における「息」の重要性とブレストレーニングの方法について書いていきたいと思います!さて皆さん、自分の楽器の技術に関するお悩みの中で

平野
何が一番ネックになっていますか?

私が指導先でよく耳にするのは・・・

タンギングを早く出来るようになりたい
高い(低い)音が出るようになりたい
大きい音が出したい

などなど、誰もが悩むような問題を抱えている人が多いのです。

問題に対する原因は人それぞれで

解決する方法はこれ!

と見ずに断言することは難しいのですが、私自身色々と経験と勉強してきてわかった事は息をしっかりと使えていないが故に、技術的なところでつまづいている人が多いという事です。

つまり何が言いたいかというと

ある程度まで「息」の使い方を改善することでパフォーマンスを改善する事が出来るかもしれません。

問題の根本的な原因は息や息の使い方にある人が多い

当たり前だろーと思った方もいらっしゃると思うのですが、私の見る限り、特に中高生は意外と息の使い方を疎かにしてしまっている人が多いように思います。

またなぜ息によってパフォーマンスが変わるかと言いますと、皆さんがよく思う上記のようなお悩みは車屋さんに例えると…

お客さん
あのーすみません。
店員
はい、どうしました
お客さん
スポーツカーに高級なエンジンとタイヤを付けたんですけど〜

どうやってドリフトするんですか?

店員
・・・

お客さん、まずガソリン入ってないよ笑

というように、息の使い方を疎かにしているが故に技術的なところでつまづいている人が多いと思うのです。どんなに良い車(楽器)やタイヤ(マウスピース)を買ってもガソリン(息)が入っていなければ、ドリフトどころか走る事も出来ません。

ですので技術的なところでつまづいている方は息の使い方を見直すことが必要だと思います。

肺活量を増やす方法はぶっちゃけ、ない

ここで良く耳にする「肺活量」についてお話します。

そんなに息が大事って言うなら肺活量を増やせばいいんでしょ?

と思う方もいらっしゃると思います。では肺活量とはどのように増やすのでしょうか…

某ビックバンドを題材にした映画では本番までに短期間で素人を舞台に立たせるために肺活量を鍛えるシーンがあります。ジョギングをしたり、腹筋をしたり…これらの行為は残念ながら、肺活量を鍛えることには直結しません。健康には良いかも!笑

平野
結論としてはそんな方法はないです!

「ない」と言いましたがここでいうのは

管楽器を演奏するにあたる肺活量を著しく増やす方法が無い

ということです。要は肺のサイズを大きくする方法なんてないのです。
もし肺活量を増やす薬などあったら是非こっそり教えてください笑

ではどうしたらいいんですか?

ありがとうございます(笑)その反応が欲しかったんです(笑)これからキチンとお話させていただきますね!
ではどうしたらいいのかというお話なのですが、今ある肺をしっかり使えるようになることが大切になってくると私は強く思います。

意外とキチンと肺を使えてない人が多い

恐らくほとんどの学生の皆さんは自身の肺を10割を使い切れていないと思います。
先述したお悩みを抱えている方は3〜4割程度しか恐らく使いきれていません。

これがフルで使えたら色んな事が解決するんです!
10割使って息を吸う事をフルブレスと言ったりします。
フルブレスが大事なんです!!!

ではいよいよそのフルブレスをするためのトレーニングをお話しましょう。

皆さんもブレストレーニングと言うのをご存知の方は多いのではないでしょうか?
ペットボトルや器具を使ってやる方もいらっしゃるでしょう。
是非続けて頂きたいです。

僕が文で伝えられるブレストレーニングを紹介します

平野が教えるブレストレーニング方法!

まずメトロノームのテンポ100くらいから始めしょう。
メトロノームに合わせてシィー、シィー、シィーと3拍間息を吐きます。
4拍目で息を吸います。
これを何回か続けましょう。

段々吐くのが辛くなってくると思います。

そこで4拍目の息を二回吸ってみましょう。
どう言うことかと言いますと文にすると、
シィー、シィー、シィー、スー
から
シィー、シィー、シィー、スースー

一拍で二回分吸うのです。

いっぱい吸えるはずです。この状態で何度か続けましょう。

テンポを上げれば瞬間ブレス(早く息を吸うこと)のトレーニングにもなります。

二回吸った時の量で楽器を吹いてみて下さい。
とても楽に楽器が吹けるハズです。

次に息の吸い方についてですが、先程息を吸う事を「スー」と言葉にしましたがこれはあくまで文で伝えるためだけであって実際にはそのような吸い方はしません。

僕が思う1番よいブレスが出来る口の形は「ほ」の口です。

時々こんな事を耳にする方はいませんか?
・もっと口を開けて!
・もっと喉を開けて!
実はこの二つは矛盾しています。

人間の頭蓋骨はざっくり言うと洗濯バサミと同じ構造です。
口を閉じている状態が1番喉が開いていて、口を開けているときは喉は閉まっています。
試しに口を大きく開けて息を吸ってみてください!
苦しいですよね?笑

では、次に「スー」のブレスですが、この音は歯擦音と言って、舌や歯に当てることで出る音です。歯擦音がなることで息が吸えているような感覚になりますが、色んな所に当たっている分息は吸えていません。
プールに水を溜める時に、大きなノズルでジョボジョボと入れるのと、ホースの先を摘んで素早く入れるのだと、一見スピードのあるホースの方が早く溜まるように思えますが大きなノズルには勝てませんよね?

それと同じなのです。

では話を「ほ」に戻しますが、実際に言ってみてください。

平野
ほーーーーーーーー

どうですか?
舌が下がっていて、歯が開いていて、そして何より口はあまり開いていない(喉が開いている)ではありませんか!

この吸い方で先ほどのブレストレーニングや楽器を吹いてみてください!
いっぱい吸えるはずです。

皆さん、騙されるつもりでブレスの考え方を変えてみてください。
色んな悩みがあるとは思いますが、話はガソリンを入れてからですよ!

まずは息の使い方を考えてやってみてくださいね!

この記事を書いた人

平野貴大

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テューバプレイヤー。
テューバを大塚哲也に、オーケストラスタディを佐藤潔に師事。
また、鈴木浩二、Rex Martinの各氏に指導を受ける。
クラシックの他にもビックバンドやファンクバンドなどジャンルの幅を超えて活動する。
また関東を中心に小学校から高校生までの吹奏楽指導など後進の指導にあたっている。
2017年4月よりコミュニティFMラジオ 湘南マジックウェイブ「Allegro con brio!!!」のパーソナリティを務める。
番組内でも現役の吹奏楽部員を対象としたコーナーを通じて中高生の悩みや質問に答えている。
現在、武蔵野音楽大学に在学。

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